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平賀源内は自律神経失調症

さて江戸の天才平賀源内さんのリーディング第二弾

なぜかというとこの方自体が私的にはめっちゃ興味深い人だからです

多分精神分析学的にも非常に面白い人物だと思います

前回この方幽霊屋敷に引っ越して喰われたと書きましたが

実はその伏線があると感じます

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多分ですね、アーチスト病の自律神経失調症だったと思うのです

そんな感じで精神を崩していたところに幽霊屋敷の土地の霊が乗っかったんじゃないかな~

もしくはそういう人物を土地が鴨葱とばかりに呼び込んだ気がしてならない

この方ですね、物書きとして、発明家として、山師として様々な分野で

話題を提供し続けた人物なのです

それこそ江戸の庶民から時の老中田沼意次まで誰もが知ってる江戸の大有名人

さてこの方の大事なことは浪人だったということ

元々藩士でして 幼少期から天才で時の藩主からもたいそう可愛がられ

江戸やオランダでもっと勉強したいというと藩主がお金出してくれてたのです

そしたらこの方お調子者の今でいうアスペさんなので

大都会に出るとあんな田舎で俺は収まる人間じゃないと思っちゃうわけ

そしたら老中になる前の田沼さんが こいつはなんて天才だ!!

ぜひ私が召し抱えたい!!

そう思って源内にささやいて後の老中田沼様の部下に!!となる際に

元の藩主が許せん!!ということで何処の藩にも奉公は禁止!!というお触れ出して

結局一生どの藩のお抱えになれない浪人ということになったわけ

さてなぜにこれが大事かといいますと

その時点で一生自分で何かしらお金を稼がざるを得なくなったのです

でですね この方自分でも大天才と思ってるので人の下で働くことができない

しかも見栄っ張りでお金の管理もできないので(アスペさん)

めっちゃ浪費家なのです

そうするとですね 常に社会的に話題となる大ヒットを出していかないと

生活ができないというね

良くも悪くもこの方それをし続ける才覚があったわけ

ですが天才秋本さんだっておニャン子~AKBまで期間があったように

常に大ヒットってありえない

しかもこの方大ぶろしきを広げるタイプでしかも山師

いろんな藩に営業に行って鉱山開発しましょと持ち掛け

鉱山開発請け負ったり老中田沼さんに

わたくし燃えない布を開発しました しかればこれを海外に輸出して

日本の金流出を防ぎましょうと田沼様直々の開発を請け負って失敗

という具合に失敗も藩レベルのスケール!!(中には鉱山開発成功の例も)

入る額も負債もけた違い!!

そりゃ精神病みますわな ヒットをし続けなければ食べれないのですから

でですね 私が興味深いのはですね

この方常に江戸の耳目を集め続けていかないと自分の価値が下がると思っていた節があるのです

そのあたりが江戸の方というよりも今どきの人間の感覚

いわゆるパブリックイメージの重要性にいち早く気づいてました

多分性格的にちまちまとができないというのもあるのと同時に

世間をあっと言わせることで次の仕事につながると分かってたのでしょう

逆に小銭なんてこの方の才覚でいえばもっと地味で楽に稼げばいいのにと思いますが

結局仕事を選んでたと思うのです

金額以上に江戸の町をあっと言わせることと言う

土用の丑の日のキャッチコピーや大ヒットエロ小説やらですから

そりゃあこういう生き方してたら精神病みますわな~

常にヒットを義務付けられたアーチストと同じですから はい

あとこの方マグロと同じで常に泳ぎ続けないと生きていけない性格だったんでしょうね

いやいや 近くにいたら面倒だけど面白い方です

ちなみにこの方正直人間的に壊れてる狂の方だと思いますが

超まじめなあの解体新書の杉田玄白さんと無二の親友だったというのも

面白い

杉田さんは自分と真逆のこの方を面白そうに眺めてたと言われますが私思うに

じつは杉田さんも一見常識派ですが

根は狂の人物でそこが惹かれあったんじゃないかと感じます

もしくは心の奥に狂を知らずに抱えていてそこが共鳴しあったのだと

ちなみにも一人興味ある方が幕末の高野長英さん

この方もある意味根っからの狂人気質だと感じるのです

ついでに渡辺崋山にしても吉田松陰、佐久間象山にしても

幕末の思想家って狂なんですよね

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コメント

  1. れすぽうる より:

    エレキテル源内っすかあ。キテレツなイメージ有ります(笑)。晩年は結構酷かったような…。興味深い話ありがとうです!

    ジミさんの文で田沼意次が目に止まりました。うろ覚えですが、ワイロ政治ここに極まる位の老中だった方ですよね。高校生の頃、歴史の教師が散々言ってましたのを覚えています。最後は失脚し実家に庶民から罵声を浴びせられ、投石されまくったという…。
    後程、田沼も功績が有った事等知りましたが、カネに執着する田沼と無頓着な源内が繋がるなんて面白いですね。

  2. jimi より:

    実は金に執着する源内と執着しない田沼さんであったりで
    田沼さんのわいろイメージは失脚後の水野さん改革で前担当者を貶めるという感じも凄くあり
    当時は儒学に毒された国で貨幣経済、お金を稼ぐことは汚いとされてまして
    田沼さんは江戸時代唯一の経済感覚のあるできる政治家だったのです

    ちなみに経済音痴ナンバーワンのバカ殿は暴れん坊の吉宗さん
    この方の治世中はとんでもないデフレ政策とったバカ殿です はい

    儒教頭しかもってないお方でしたので ちなみに林子平さんも当然ながらです

  3. れすぽうる より:

    ジミさん、またしてもありがとうございます。刷り込まれた意識は困ったもんです。歴史は勝者によって都合の良い様に作り替えられるのでしたね。
    吉宗が実はアホだというのは最近知りました。暴れん坊将軍のお陰で巷のイメージは良いのでしょうが。

    ジミさん歴史観凄いので、NHKの『英雄たちの選択』出て下さい(笑)!

  4. チャム41 より:

    杉田さん根っこは絶対狂ですよね!大いなる信念とはある意味狂、もしくは狂と紙一重なのかもと。幕末は時代の要請で狂なのか、狂にならないと動けなかったのか。幕末、維新はやはり節目だったんでしょうね。
    現代だと自殺しちゃう有名作家さんって狂なのかもと思ったりで。

  5. jimi より:

    幕末って多分時代の要請なんでしょうが 普通だったら絶対表に出れないもしくは罪人になっちゃうような狂人が活躍 時代を引っ張りましたね~
    杉田さんはいい意味でナチュラルボーン狂なんでしょう

    一見温厚な常識人だけど実は誰よりも狂ってるという
    松蔭さんも高杉さんも西郷さんも狂の人で

    唯一のまともな桂さんが苦労して馬鹿を見るみたいな
    ちなみに私の好きな陸奥さん この人も実は強烈に普通な感覚の人だったんだと思います

    今風のアスペ的イメージありますが(海援隊の嫌われぶりは)
    実は単なるへらずぐちの人なんでしょう 勝さんと相通じる