さて世の中には問題を先送りという奥の手があります
実は私もこの手を使うタイプで
出来れば問題先延ばしという性格なのです
でですね この非常に使い勝手が良い手ですが
大事なことがあるのです
状況をきちんと把握しているのかどうか
も一つが結局先送りという手法使いますが 結局どうなるかな~
どっち行くのかな~というある程度の自分の中の答えがあるかなんです
どっちも持ってないと大抵は先送りの果ては手の施しようがない場合多し
この先送りで私がいつも肝に銘じてるのが 幕末の江戸幕府の外国からの開国~の交渉なんですね
大老で土井さんという江戸幕府史上屈指のおバカさんがいまして
この方がロシアが日本に開国して貿易しましょ~といってた時の幕府の責任者
何をしたかといいますとさんざん回答を遅らせて 且つロシア戦艦に武装解除までさせて
結局は追い払ったという無能ぶり
今の感覚だと分かりにくいですが武装解除させるって相手にしたらとんでもない屈辱なのです
日本でも江戸城で将軍と大名がお目見えの時でさえ脇差って差してたじゃん
当時の世界ってどこの国も軍事国家でして
ロシアも礼を尽くして貿易を申し込んだのにこれ以上ないというほどの非礼だったわけ
あほです これがきっかけで結局日本に対しては軍事力で圧をかけない限り話し合いに応じない~という世界の認識になっていくというね
さて土井さんの馬鹿なとこは 実は戦争になったら日本の侍っが負けるはずがないという認識をもってたこと
その後実はロシアって樺太に攻め込んで日本を打ち破ってたりで
昔から日本って海に四方を囲まれてるから外国の侵略は受けない!!と認識があったのですが
この頃って産業革命があったりで蒸気船でやってきちゃうのですね~
そこの状況をわかっていなかったことと この方結局先送りすればあきらめるという間違った認識しかなかったんですね~
例えば本当に貿易をしたくない、通商条約を結びたくないのであれば外国を打ち破れる軍事力と国力をあげるということが必要で
先送りの目的はいわゆる富国強兵を実行するまでの時間稼ぎという明確な目的の元だったらまだましだったんですね~
これ今の我々でも同じ ある程度の先送りの先の目的とそこに至るプロセスがあっての先送り
置かれてる状況を認識しての先送りであればよしかな~って
ま、そうはいっても中々そんな素晴らしい先送りってできませんが
基本は先送りにしてその間になにをするか なにができるかが大事でございます はい
コメント
日本も、江戸時代以前は、海を渡って交易盛んだったはずですよね
当時の、世界の時代の波には乗り遅れてしまったけれど、
平和な独自ワールドの確立があったからこそ、植民地化されなかったと思うと、ぬるま湯ぼんくらな人も世も実りがあったのかと思います
ところで、私の亡くなった父が樺太生まれで、命からがら逃げのてきたらしいのですが、樺太という地が日本だったことや、存在そのものを知ってる人は少ないですね
交易って莫大な利益をもたらすので時の権力者が凄くやりたいものなのです
義満さんも信長さんも古くは遣隋使の時代なんかも
なので権力者って交易の窓口である堺や博多なんかを手に入れて直轄領にしたがったんですよ~ 今でいう国際空港を手に入れる感じに近いかも
今どきの方って樺太自体をしらないかも 間宮海峡やらも知らないかもですね
私が学生の頃は間宮淋病といって喜んでいたものです ははは